チキムラ県
チキムラ県(チキムラけん、スペイン語: Departamento de Chiquimula)は、グアテマラ東部、ノロリエンタル地方にある県で、グアテマラ国内ではLa Perla de Oriente(東の真珠)として知られている。 県都はチキムラで、首都のグアテマラシティから174kmの位置にある。 隣接する県北はサカーパ県、南はエル・サルバドールとグアテマラ県と、東はホンジュラスと、西はハラーパ県とサカーパ県と接している。 下位行政区県は下記の11自治体からなる(アルファベット順)。
経済チキムーラ県の経済は農業生産に基盤を置いており、重要な産品はトウモロコシ、インゲンマメ、米、ジャガイモ、コーヒー豆、サトウキビ、カカオ、バナナ、タバコなどである。また、ウシの飼育も盛んで、国内の他県と比べて大規模な農場が多い。 他に重要な分野では、近年生産量が減少しているものの、鉱業があげられる。サン・ホセ・ラ・アラダでは石膏が産出されるし、県内にはベントナイトやパーライトなどが埋蔵されているとされる。コンセプション・ラス・ミナスのカニャダ地区では鉛、亜鉛、銀の鉱脈を求めて採掘がおこなわれている。 チキムーラ県の土壌は、さまざまな鉱物資源の宝庫となっており、銀、鉛、鉄、銅、アンチモン、石英、瀝青炭、砂金 などが、未開発の状態にある。 手工業部門については、多種多様なものがある。豊富なヤシの木を材料にして、帽子、ほうきや織物類が生産されるし、粘土からは陶器、瓦、煉瓦が製造される。楽器、家具なども製造される。 商業では、県都チキムラが重要な地位を占め、グアテマラ東部で最も重要な都市となっている。 脚注関連項目
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