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ステントール

ステントール古希: Στέντωρ, Stentōr)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してステントルとも表記される。トロイア戦争で戦ったギリシア軍の戦士の1人。「青銅の如く力強く」50人の声量に匹敵する大声の持ち主とされる[1][2]。軍神アレースがギリシア軍を苦しめたとき、女神ヘーラーは大神ゼウスの許可を得て、ギリシア軍を助けるべくアテーナーとともに戦場に向かった。そしてステントールに変身し、大音声でディオメーデースとその部下たちに発破をかけた[3]アリストテレースは『政治学』でステントールについて言及している。

脚注

  1. ^ 『イーリアス』5巻785行-786行。
  2. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.138b。
  3. ^ 『イーリアス』5巻771行以下。

参考文献

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