ジャウー国立公園
ジャウー国立公園(ジャウーこくりつこうえん、ポルトガル語でParque Nacional do Jaú)は、ブラジル・アマゾナス州に拡がる国立公園である。南緯1度から3度、西経61度30分から64度に拡がる。総面積は、2.3万平方キロメートルを越える。 ジャウー国立公園は、アマゾンにおける熱帯雨林が良い状態で保存されており、この地域に入るためには、ブラジル政府の許可が必要である。 「黒い川」と形容されるジャウー川は、アマゾン川の支流であり、腐敗した植物を含み強酸性であるため、川の水は黒い。この周辺の生態系はヴァルゼア林とイガポーが多く、デンキウナギなどの64種の電気魚およびピラルクー、クロカイマン、メガネカイマン、オウギワシの生息地であると同時に、アマゾンマナティー、アマゾンカワイルカ、コビトイルカ、ジャガー、オオカワウソ、アカウアカリ、クロウアカリなど約120種類の哺乳類が生息している[1]。 世界遺産2000年にジャウー国立公園はUNESCOの世界遺産に登録された。2003年に周辺のマミラウア「持続可能な開発」保護区とアマナ「持続可能な開発」保護区が拡大登録されて、登録名は「中央アマゾン保全地域群」になった。また、周辺のネグロ川とソリモンエス川流域を含むアマゾン盆地とギアナ楯状地の移行地域のアマゾン熱帯雨林は2001年にユネスコの生物圏保護区にも指定された[2]。 登録基準この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
IUCNカテゴリー
脚注
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