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ジズ

1278年にウルムで発刊された聖書に描かれたジズ(上)。陸にはベヒーモス、海にはレヴィアタンが描かれている

ジズ (זיז, Zîz) は、ユダヤの伝説に登場する怪物

旧約聖書(特に『ヨブ記』)に登場するベヒモスレヴィアタンと並ぶ三頭一鼎の巨大な怪物とされるが、ジズ自体は旧約聖書に登場しない。レヴィアタンが海、ベヒモスが陸、ジズが空を象徴する。巨大な鳥で、大地に立ったとき、その頭は天にまで届き、翼を広げると太陽を覆い隠すという。世界の終末には、ベヒモスやレヴィアタンと共に、食べ物として供されることになっている。

しかし、実際には聖書の解釈の間違いで生み出されたと見られ、ベヒモスやレヴィアタンと比べると、極端に知名度が低い。もっぱら、ベヒモスとレヴィアタンの二頭一対で記されることが多い。このような三頭一鼎という組み合わせは、中世ゾロアスター教の影響であるとされている[1]

脚注

  1. ^ jewishencyclopedia.com Leviathan and Behemoth”. 2007年9月20日閲覧。

関連項目

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