サッカーベネズエラ代表
サッカーベネズエラ代表(サッカーベネズエラだいひょう、西: Selección nacional de fútbol de Venezuela)は、ベネズエラサッカー連盟(FVF)によって構成される、ベネズエラのサッカーのナショナルチームである。 概要ベネズエラは南米サッカー連盟(CONMEBOL)所属の10か国の中で、唯一FIFAワールドカップ本大会への出場経験がなく南米最弱の地位に甘んじてきたが、コパ・アメリカ2007で初の開催国となり、それに伴って強化が進められ、本大会ではベスト8まで進出した。2010年に行われた南アフリカW杯の出場はならなかったが、翌年のコパ・アメリカ2011では初のベスト4に進出している。さらに2016年のコパ・アメリカ・センテナリオや、コパ・アメリカ2019、コパ・アメリカ2024でも決勝トーナメントに進出した。なお、コパ・アメリカにおいてはエクアドル代表と共に優勝を果たせていない。 近年は政治の介入など煽りを受けて明確な代表強化を打ち出せない状態が続いており[1]、コパ・アメリカ2021ではグループリーグ敗退となり、2022 FIFAワールドカップ・南米予選では予選最下位で敗退している。 愛称とチームカラーベネズエラ代表は時に『La Vinotinto』と呼ばれる。隣国のアルゼンチン代表が『アルビセレステス』、ブラジル代表は『カナリーニョ』とナショナルカラーを起源とするのに対し、ベネズエラ代表の『Vinotinto ( = vino tinto)』とはスペイン語で赤ワインを意味する。これは、およそ200年前のベネズエラ独立戦争において、ベネズエラ軍とベネズエラ国家警備隊が軍服に赤ワイン色を用いていたことに由来している。ベネズエラの英雄であり現在では州の名前にもなっている将校ホセ・アントニオ・アンソアテギという人物が、当時バーガンディの軍服を着た自国の部隊を『vino tinto』と名付けたからだ。 それからしばらく経ち、1938年にパナマで開催された中央アメリカ・カリブ海競技大会に参加する際、国際試合未経験のベネズエラの選手たちは大会に出場するためのユニフォームを持っていなかったので、国家警備隊は代表チームがプレーできるようにスポーツウェアを貸すと申し出た。この時に貸し出されたウェアが赤ワイン色の軍服を基にしたものであったので、現在までベネズエラ代表のユニフォームは赤ワイン色をベースにし、愛称も『La Vinotinto』と呼ばれるようになった。 なお、ユニフォームの色や愛称が政治的であると一部指摘されたが、国際オリンピック委員会はベネズエラ国旗の黄色、青、赤を混ぜたものとして使用を許可した[2][3]。 ホームスタジアムベネズエラ代表は、3つのスタジアムをホームスタジアムとしている。
成績FIFAワールドカップ
コパ・アメリカ
歴代記録
出場数ランキング
得点数ランキング
歴代選手→詳細は「Category:サッカーベネズエラ代表選手」を参照
GKDFMFFW脚注
関連項目
外部リンク |