ゲーム学科(ゲームがっか)は、コンピュータゲーム及びデジタルコンテンツに関する学問を教育研究すると共に人材を育成するために専門学校や大学などの高等教育機関に設置される学科の名称。
学校によっては「デジタルゲーム学科」、「ゲーム開発学科」などの学科名称で設置されることもあるが、マスメディアではこれら類似学科も含め「ゲーム学科」として報道されることがある。
ゲーム学科のある学校でも、プログラムを重視する学科(ゲームプログラミング科など)と、ゲームの企画制作を重視する学科(ゲーム総合科など)の2つに分かれている場合がある。
日本
大学
国内では大学でコンピュータゲームを教えることについての批判はあったが、2007年頃から続々と誕生した[1]。すでに募集を停止した大学もあるが、全体として増加の傾向にある。
ゲーム学科を置く大学は、2003年にデジタルゲーム学科が大阪電気通信大学[2]総合情報学部に、2010年にゲーム学科が東京工芸大学芸術学部[3]に設置された。
ゲームについて学べるコースは下記のとおりである。教育カリキュラムの内容や取得できる学位はそれぞれ異なり、学位授与の条件にゲームに関する知識の習得が含まれていない大学もある。
教育カリキュラムを持たない研究機関・グループ
専門学校
専門学校には大学のような学位認定の仕組みはなく、職業訓練を実施する。2年制から4年制まで多くのカリキュラムが存在する。
その他
高等学校では北海道芸術高等学校、東京実業高等学校、大阪電気通信大学高等学校にゲームについて学べるコースが置かれている。
海外
2000年代前半のアメリカでも難色の声はあったが進められた[16]。日本と同様に理系離れとして表現されるコンピュータ系分野での学生の減少が著しく、対応策としてゲーム開発を扱う学科への改組が行われた。
その結果、学部の4年制教育や修士の2年制教育だけでなく、博士課程そして博士号取得に至る体系的な教育プログラムが整備され、ゲーム産業および関連産業や学界において大きな役割を果たしている[17]。
中国の大学ではゲーム関連学科が特に良好な就職実績を上げている。
参考文献
脚注
関連項目
外部リンク