ケータイWi-FiケータイWi-Fi(ケータイワイファイ)は、ソフトバンクのSoftBankブランドが提供する携帯電話による無線LAN経由のインターネット接続サービスの名称である。 同等のサービスとしてNTTドコモの「ホームU」、au(KDDI/沖縄セルラー電話連合)の「Wi-Fi WIN」がある。 概要2009年5月に「ケータイ無線LAN」の名称で発表されたが対応機種が発表されず、サービスが開始されなかった。同年11月、対応機種の発売に合わせて「ケータイWi-Fi」と改称されてサービスが開始された。特徴はインターネット接続をする際に3G回線を通さず、一般の通信回線(ブロードバンド回線等)をWi-Fi経由で使用するので最大54Mbpsの高速通信が可能になることである。 家庭や職場の無線LANだけでなく、「ソフトバンクWi-Fiスポット」や全国4,200ヵ所のBBモバイルポイントで利用することが出来る(2016年1月14日以降はSHA-2対応端末のみ、屋外で利用可能。家庭や職場だけで利用する場合は料金はかからない)。 また、ソフトバンクモバイル(当時)が準備したポータルサイト「ケータイWi-Fiチャンネル」にアクセスすることで、新聞、雑誌、動画などブローバンドコンテンツの利用が可能となっている。 サービスの利用には「ケータイWi-Fiバリューパック」への加入が必要である。これはケータイWi-Fi月額使用料とパケット定額料金をパックしたものであるが、通常の3G回線を使った「パケットし放題」が下限1,029円~上限4,410円となっているのに対し、すべてWi-Fi経由でパケット通信を行った場合でも固定4,410円が課金される。この料金体系に関して孫正義社長は「実際にiPhoneを提供してわかったのは、自宅にWi-Fi環境を持っているような方は、段階制のパケット通信料でも上限に達している方が9割以上。シンプルに利用してもらえるように、今後展開したい。だとすれば段階制の定額は有名無実で、実態はフラット制。だとすれば、バリューパックでWi-Fiの価値を盛りだくさんに提供する。従って、別途Wi-Fi料金を取らないというシンプルなプランを目指した」と述べている[1]。なお、2016年1月14日時点で、SHA-2非対応の端末で利用していた場合は、ユーザ自身が解除の手続きをしなければ本サービスの利用オプション料金が継続して課金される。 ただし、ケータイWi-Fiサービス開始に合わせて、一部のシャープ、NEC製機種に搭載された「ダイレクトブラウザ」を使用すれば、ケータイWi-Fiサービスを一切経由せずにWEBサイトを閲覧することは可能であり、この場合上記の料金は必要ない。ただし、ダイレクトブラウザで閲覧できるのはPCサイトのみであり、Yahoo!ケータイ経由のケータイサイト閲覧は不可能である。 対応機種
2015年11月17日現在対応端末[2]。 ただし、2016年1月14日にログイン認証時のSHA-2の暗号化に対応していない端末の利用が不可となった(上記の線で消された端末[3])。一部の端末はソフトウェアアップデートによってSHA-2に対応させることで、継続利用を可能としている。 抹消された端末であっても、自宅でLAN接続設定して接続する分には継続して利用可能(無論、LAN接続経由では元からそうだが、PCブラウザ経由のに接続可能で、暗号化のかかっていないサイトのみ閲覧可能)。 月額利用料金
2016年1月14日以降、SHA-2非対応の端末では利用出来なくなっているが、ユーザ自身で本オプションを解除しない限り、毎月467円(税抜)が利用できないのにもかかわらず課金され続けるため、注意が必要。 関連項目
脚注
外部リンク |