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ケルティック・ウーマン

ケルティック・ウーマン
Celtic Woman
ケルティック・ウーマン(2012年)
基本情報
出身地 アイルランドの旗 アイルランド
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジャンル アイルランド音楽ケルト音楽ニューエイジ・ミュージッククラシック音楽ポップ・ミュージック
活動期間 2004年 -
レーベル Manhattan
公式サイト www.celticwoman.com
メンバー タラ・マクニール、メーガン・ウォルシュ、マレード・カーリン、エーバ・マクマーン
旧メンバー スーザン・マクファーデン、マレード・ネスビット、リン・ヒラリー、リサ・ラム、クロエ・アグニューリサ・ケリー、アレックス・シャープ、オーラ・ファロン、メイヴ・ニー・ウェルカハヘイリー・ウェステンラ、ディアドレ・シャノン

ケルティック・ウーマンCeltic Woman)は、アイルランド出身の女性で構成される4人組の音楽グループ(過去には5人組、6人組の時代もあり)。結成後、ツアーやスケジュール等によりメンバーが変遷している。

概要

2004年9月15日、ケルティック・ウーマンはダブリン市内でPBSの公開番組収録を行った。プロデューサーのSharon Browne、Dave Kavanagh、ディレクターであり作曲家でもあるデヴィッド・ダウンズ(David Downes)によって、この番組は2005年3月にアメリカで放送され、それから数週間のうちにファースト・アルバム『Celtic Woman』がビルボード世界音楽チャート1位に輝いた。2006年7月22日には68週連続1位となり記録を更新、最終的に81週連続1位という記録を残した。ダブリン市内での収録映像はDVD化され、アルバムと同時発売された。

2006年2月に行われたトリノオリンピックフィギュアスケートで金メダルを受賞した荒川静香が、エキシビションで「ユー・レイズ・ミー・アップ」を使用し、日本でケルティック・ウーマンが知られるきっかけになった。以降、2007年のテレビドラマ「白虎隊」のエンディングテーマ、松下電器産業の薄型大画面テレビ「VIERA」のCMソング、探偵!ナイトスクープ[1]などで使用されている。また、2011年3月29日には、2011年3月11日に発生した東日本大震災東北地方太平洋沖地震)の復興支援を目的に行われたサッカーの慈善試合「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」で、試合後に参加全選手が場内を一周した際のBGMにも使用された。

セカンド・アルバム『Celtic Woman: Christmas Celebration』(2006年10月3日発売)は世界音楽チャート2位を獲得した。

サード・アルバム発売前の2006年8月23日と24日、ミース県のスレイン城でヘイリー加入お披露目となるライブを行い、PBSの番組として同年12月に放送された。サード・アルバム『Celtic Woman: A New Journey』は、2007年1月30日にDVDと同時に発売され、世界音楽チャート1位を獲得した。

2008年10月15日には新曲を2曲、未発表曲を1曲[2]、そのほか既発表曲のリミックス版、新録版も収められたベスト盤『The Greatest Journey』が発売され、遅れて11月12日にはDVD(日本語版)もリリースされた。新曲や改めて録音された「You Raise Me Up」には新メンバーのリンも加わっている。

2010年1月26日にアルバム『Songs From The Heart』が世界で同時発売された[3]。PBSの番組及びDVD用の映像として、2009年の11月にアイルランドダブリン郊外のパワーズコート・ハウス&ガーデンにてコンサートが行われ、収録された。シンディ・ローパーTrue Colors)やビリー・ジョエルスティング(Fiels of Gold)、フィル・コリンズ(You'll Be In My Heart)、マライア・キャリー&ホイットニー・ヒューストンWhen You Believe)のカヴァーなど、以前よりもポピュラー・ミュージックに接近した内容となっている。リンとアレックスのソロ曲も収録されている。同年2月より「Songs From The Heart Tour」を開始。2011年のツアー中にアレックスが脱退し、初のオーストラリア公演直後にリンも脱退した。代わって2011年の2月から始まった北米ツアーよりリサ・ラムが参加した。

2011年公開の映画『プリンセス・トヨトミ』のエンディングに『Princess Toyotomi〜永遠の絆』が選ばれた。

2011年の12月に「Symphony Tour」と題したクリスマス・コンサートを北米で開催した。2012年1月には初めてとなる中国公演(「Songs From The Heart Tour」の一環)が予定[4]されていたが、8月になって突如中止された。

2012年1月24日にアルバム『Believe』を発売[5]。クリスマス企画盤(「A Christmas Celebration」)・ベスト盤(「The Greatest Journey」)・編集盤(「A New Journey ~Special Edition」、「Lullaby」、「ビリーヴ~永遠の絆」、「ビリーヴ~永遠の絆 + ソングス・フロム・ザ・ハートLIVE」[6])を含めれば10枚目のアルバム、完全なオリジナル盤としては4枚目のアルバムとなる。なお、PBSの番組及びこのアルバムと同時発売となるDVDの映像を収録するために9月6日9月7日に行われたコンサートは、今までと異なり初めてアイルランド国外(アメリカ合衆国ジョージア州アトランタにあるFox Theatre)で行われた[7]。「Believe Tour」は2012年2月3日の北米ツアーからスタートし、その後、ヨーロッパ・ツアーが行われた。

メンバー

ボーカル(現メンバー)

  • タラ・マクニール英語: Tara McNeill2015年8月ハープ奏者として初参加。自身のプロジェクトに移ったマレード・ネスビットに代わる形で、2016年8月新メンバーとして発表される。
  • ミーガン・ウォルシュ英語: Megan Walsh
    • 2018年7月Ancient Landのレコーディングに参加。出産で離れたスーザン・マクファーデンに代わる形で、2018年8月新メンバーとして発表される。
  • ムルゲン・オマホニー Muirgen O'Mahony
    • 2021年マレード・カーリンに代わって加入。Postcards from Irelandのレコーディングに参加。
  • ハンナ・トレイノー Hannah Traynor
    • 2022年クロエ・アグニューに代わって加入。クリスマスツアーに参加予定。

発足メンバー(現在は全員脱退)

  • クロエ・アグニュー Chloë Agnew
    • 2013年に一時的に脱退した。2020年1月再加入したが、2022年8月に再び脱退。
  • リサ・ケリー Lisa Kelly
    • アイルランドの歴史ダンスミュージカル「リバーダンス」にリサ、リン、メイヴ、マレードが出演。
    • 2008年に一時的に脱退した。リサ・ケリー・ヴォイス・アカデミー設立のため、2013年に脱退。
  • オーラ・ファロン英語: Órla Fallon(Órlagh Fallon) アイリッシュハープも担当
    • クラナドのサポートメンバーとしての活動やカーネギーホールでの講演の経験もある。
    • 2009年より、家族との時間を優先するため、メンバーを離れることになった
  • メイヴ・ニー・ウェルカハ Méav Ní Mhaolchatha
    • 家族と過ごすことを優先する、またソロアルバムに専念する等の理由でグループへの参加は間欠的だった。
    • 2012年10月発売のアルバム「ホーム・フォー・クリスマス」に参加している。
    • 2015年を最後に活動への参加は無い[8][9]
  • マレード・ネスビット Máiréad Nesbitt
    • クラナドやドーナル・ラニーのバンドのサポートメンバーとしての活動経験もあるフィドラー。2016年8月、公式ホームページおよびTwitter, Facebookで、脱退が発表される[10]

旧メンバー

  • スーザン・マクファーデン英語: Susan McFadden[11]
    • リサ・ケリーの産休で2012年2月からケルティック・ウーマンに加入したメンバー。
    • ブライ・マクファーデンの妹。
  • マレード・カーリン英語: Mairead Carlin as Jennifer (日本の声優:悠木碧)
    • クロエ・アグニューの脱退により2013年から加入したメンバー。
  • エイヴァ・マクマーン英語: Éabha McMahon [12] as Kylie (日本の声優: 安倍なつみ)
    • リサ・ラムの活動休止に伴い一時復帰したリン・ヒラリーに代わり、2015年のオーストラリアツアーから参加。
    • Anúnaの元メンバー(当時最年少)で、シャン・ノースの歌い手。
  • リン・ヒラリー Lynn Hilary
    • メイヴがしばらく離れることになって、Anúnaの元メンバーであり、リバーダンスでリードヴォーカルを務めたリンが2007年10月の米国ツアーより参加することとなった。
    • 2010年11月オーストラリアツアー後、アイルランド中心の生活、家族と過ごすことを優先するとして、一時、メンバーを離れることになった[13]
    • 彼女の代わりとして起用されたリサ・ラムが一時的な休暇を取得したため、2014年の春のツアー・メンバーとして2015年までの期限で復帰した。
  • アレックス・シャープ英語: Alex Sharpe
    • オーラが離れることになって、2009年のツアーよりフルタイムで参加することになった。これまではミュージカル等で活躍している。
    • 2010年スプリングツアーを最後に、家族との時間を優先するために一時、メンバーを離れることになった[14]
    • 2015年5月に期間限定で復帰した[15][16]
  • リサ・ラム英語: Lisa Lambe
    • 2011年スプリングツアーより参加。経験豊かな歌手であり女優である[17]
  • ディアドレ・シャノン英語: Deirdre Shannon (メイヴの代役として、2005年のツアーメンバー)
  • ヘイリー・ウェステンラ Hayley Westenra (メイヴの代役として、2006年8月24日-2007年前半のツアーメンバー)

ディスコグラフィ

アルバム

  • 『ケルティック・ウーマン』 - Celtic Woman(2006年)
  • 『クリスマス・セレブレーション』 - A Christmas Celebration(2006年)
  • 『ニュー・ジャーニー~新しい旅立ち~』 - A New Journey(2007年)
  • A Celtic Family Christmas(2008年)
  • 『ソングス・フロム・ザ・ハート』 - Songs from the Heart(2010年)
  • 『ララバイ』 - Lullaby(2011年)
  • An Irish Journey(2011年)
  • A Celtic Christmas(2011年)
  • 『アウェイクニング~めざめの瞬間~』 - Awakening(2012年)
  • 『心のクリスマス』 - Home for Christmas(2012年)
  • 『エメラルド~音の宝石』 - Emerald - Musical Gems(2014年)
  • Destiny(2015年)
  • 『ヴォイセズ・オブ・エンジェルズ』 - Voices of Angels(2017年)
  • Ancient Land(2018年)
  • Postcards from Ireland(2021年)

コンピレーション・アルバム

  • 『ザ・グレイテスト・ジャーニー』 - The Greatest Journey(2008年)
  • 『ビリーヴ~永遠の絆~』 - Believe(2011年)※日本限定コンピレーション・アルバム

映像作品

  • A New Journey: Live at Slane Castle, Ireland(2007年)

その他

脚注

  1. ^ 2010年9月3日放送分
  2. ^ 「Green The Whole Year 'Round」のことを指すが、この曲は「A Christmas Celebration」のDVDにおいてリサ・ケリーが歌っている映像が収録されている。
  3. ^ 日本版のCDは翌日の1月27日に、日本語字幕が付いた日本版DVDは3月10日に発売。
  4. ^ ニュース : Celtic Woman / ケルティック・ウーマン SoundTown より(2011年11月7日閲覧)。
  5. ^ ニュース : Celtic Woman / ケルティック・ウーマン SoundTown より(2011年11月7日閲覧)。
  6. ^ 「ビリーヴ~永遠の絆」に「You Raise Me Up ~絆ヴァージョン」を加えたCDとアルバム「Songs From The Heart」のLive映像を収録したDVDとのセット。2011年の来日公演を記念して発売された。ディスコグラフィ : Celtic Woman / ケルティック・ウーマン SoundTown より(2011年11月7日閲覧)。
  7. ^ Celtic Woman より(2011年11月7日閲覧)。
  8. ^ [1] 2015年3月7日 - Twitter
  9. ^ [2] 2015年3月21日 - Twitter
  10. ^ Máiréad Nesbitt Celtic Violinist on Facebook | Ghostarchive”. ghostarchive.org. 2023年6月8日閲覧。
  11. ^ 2012.01.23 スーザン・マクファーデン参加のプレスリリース到着!
  12. ^ Welcome to new Celtic Woman member Éabha McMahon
  13. ^ Lynn Hilary Parts Ways with Celtic Woman
  14. ^ Alex's Message
  15. ^ Máiréad, Alex Sharpe, Lynn Hilary and susan mcfadden 2015年5月6日 - Twitter
  16. ^ Our girls @AlexSharpe1@lynnhilary & @susiemc1983 about to take the stage at @ASUGammage in Tempe, AZ. #CW10 Show #74 2015年5月20日 - Twitter
  17. ^ リサ・ラム(ヴォーカル)※2011年より参加

外部リンク

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