グレイゾン・チバウ
グレイゾン・チバウ(Gleison Tibau、1983年7月10日 - )は、ブラジルの男性総合格闘家。リオグランデ・ド・ノルテ州チバウ出身。アメリカン・トップチーム所属。 来歴13歳から総合格闘技のトレーニングを始め、ブラジリアン柔術とレスリングでリオデジャネイロ州王者となった[1]。 2002年11月28日、パウロ・ボイコ戦でプロ総合格闘技デビュー。翌年3月には柔術世界王者のフェルナンド・テレレに判定勝ちを収めた。 2003年7月13日、初出場となったDEEPで光岡映二と対戦。テイクダウンで優勢に立つも肩の脱臼によるアクシデントで2RTKO負け。 UFC2006年11月18日、UFC初出場となったUFC 65でニック・ディアスと対戦し、TKO負けを喫した。 2007年3月3日、UFC 68では階級をウェルター級からライト級に落とし、ジェイソン・デントと対戦し、判定勝ちを収めた。 2010年3月31日、UFC Fight Night: Florian vs. Gomiで宇野薫と対戦し、パウンドでTKO勝ち[2]。 2011年5月28日、UFC 130でハファエロ・オリヴェイラと対戦し、リアネイキドチョークで一本勝ち。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2012年7月7日、UFC 148でハビブ・ヌルマゴメドフと対戦し、ヌルマゴメドフの仕掛けたテイクダウンを全て防ぎ、逆に数回テイクダウンを奪うなど試合を優勢に進めるが、0-3の判定負け。 2014年9月13日、UFC Fight Night: Bigfoot vs. Arlovskiでピオトル・ホールマンと対戦し、2-1の判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2015年11月7日、UFC Fight Night: Belfort vs. Henderson 3でアベル・トルヒーヨと対戦し、リアネイキドチョークで一本勝ち。 2015年12月4日、米国アンチドーピング機関(USADA)により実施された競技会外抜き打ち検査で潜在的なアンチドーピングポリシー違反の可能性があるとして暫定的な資格停止処分が下されたことが発表される[3]。12月23日、トルヒーヨに勝利した試合直後に行われた競技会内検査でも潜在的なアンチドーピングポリシー違反の可能性が確認されたことがUSADAからチバウに報告される。 2016年2月18日、USADAが、2015年10月23日と11月7日に実施した競技会外および競技会内検査でエリスロポエチン(EPO)の陽性反応が検出されたため、2年間の資格停止処分を下したことを発表、試合を管轄したブラジルアスレチックコミッション(CABMMA)は試合結果を失格負けに変更した[4][5][6]。 2018年1月20日、UFC 220で約2年2か月ぶりに試合を行いイスラム・マカチェフにKO負け。 2018年6月1日、UFC Fight Night: Rivera vs. Moraesでデスモンド・グリーンに判定負け。この試合がUFCとの契約最後の試合だったが、チバウはUFCと契約更新しないことを選択しフリーエージェントになった。 2018年11月24日、オスカー・デ・ラ・ホーヤ率いるゴールデンボーイ・プロモーションズ主催の総合格闘技大会でエフレイン・エスクデロに判定勝ち。 2019年7月27日、Battlefield FC 2でウィル・ブルックスにギロチンチョークで一本勝ち。 2021年4月29日、PFL 5でローリー・マクドナルドと対戦し、2-1の判定勝ち。しかし、ファンの判定投票、PFL解説陣全員がマクドナルド勝利を支持し、有効打撃数やテイクダウン数でもマクドナルドが大きく上回るなど物議を醸す判定となった[7]。 戦績
表彰
脚注
関連項目外部リンク |