グラフトン・ストリート
グラフトン・ストリート(愛: Sráid Grafton、英: Grafton Street)はアイルランドのダブリンにある繁華街。 概要グラフトン・ストリートは、ヘンリー・ストリートと同じくダブリン市内中心部にある主要な繁華街のひとつである。南側のセント・スティーブンス・グリーンから北側のカレッジ・グリーンまでの間を通っている。2008年には、グラフトン・ストリートは年間約5,621ユーロ/m²/年で世界第5位、2016年には年間約3,300ユーロ/m²/年で世界第13位の高額な繁華街となった。 歴史グラフトン・ストリートの通り名は、この地域に土地を所有していたチャールズ2世の隠し子である初代グラフトン公ヘンリー・フィッツロイにちなんで名付けられた。1708年にドーソン家によって当時の道から発展したもので、並行するドーソン通りの名前にちなんで名付けられた。 リフィー川に架かるオコンネル橋(旧カーライル橋)が建設された後、グラフトン・ストリートは住宅街から都市を横断する交通量の多い道へと変化した。 グラフトン・ストリートの北端には、18世紀のダブリン大学トリニティ・カレッジの学長家(Trinity College Provost's House)がある。その向かいには、モリー・マローンの像が置かれていた場所があるが、2014年に路面電車のルアスの拡張工事のため、グラフトン・ストリートから近くのサフォーク・ストリートに永久的に移動された。2005年8月19日、セント・スティーブンス・グリーンの端に近いグラフトン・ストリートのハリー・ストリートにフィル・ライノットの等身大ブロンズ像が公開された。 グラフトン・ストリートにあるビューリーズ・カフェは、1927年に開店した。 ミュージシャン、詩人、パントマイムなどの大道芸は、グラフトン・ストリートの買い物客に向け、パフォーマンスを行なっている。2006年に公開された映画『ONCE ダブリンの街角で』のオープニングシーンでは、元グラフトン・ストリートの大道芸者である「ザ・フレイムス(The Frames)」のグレン・ハンサーが出演しており、その様子が描かれている。 歩行者天国グラフトン・ストリートの歩行者天国化は1971年に初めて試みられたが、長引く遅延のため、1983年には恒久化されず、1988年には実装された。歩行者天国化は軽犯罪や反社会的行動の増加につながると主張する議員や中小企業のオーナーから反対の声が上がっていた[1][2]。2020年現在、ナッソー・ストリートとカレッジ・グリーンの間の通りの北端は、歩行者天国ではない。 大道芸グラフトン・ストリートでは、大道芸が通り客に向け行われている。
大衆文化
脚注出典
外部リンク
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