カシュカダリヤ州座標: 北緯38度50分 東経66度5分 / 北緯38.833度 東経66.083度
カシュカダリヤ州(ウズベク語: Qashqadaryo viloyati、ロシア語: Кашкадарьинская область)は、ウズベキスタンの地方行政区画。ウズベキスタン南部のカシュカダリヤ川沿岸、パミール山脈山麓部に位置し、サマルカンド州、ブハラ州、スルハンダリヤ州のほか、トルクメニスタン、タジキスタンに隣接する。 概要カシュカダリヤ州は13の地区に分けられる。州都カルシ(人口17.7万人)のほか、主要都市として、シャフリサブズ、キタブ、カサン、ムバレク、ヤッカバグ、グザル、カマシがある。 気候は典型的な大陸性気候であり、一部に亜熱帯気候の地域もある。主要な農業生産物は綿花や畜産物であり、タリマルジャン貯水池などの灌漑設備が発達している。 石油、天然ガスなどの天然資源を産出する。工業部門では、ムバレフ石油・ガスプラントに代表される石油化学工業のほか、羊毛処理、織物、食品加工、建設資材採掘などが盛んである。 州内の鉄道の総延長は350km、舗装道路の総延長は4,000kmに達する。 州内のシャフリサブズは、ティムールの出生地でもあり、重要な観光資源となっている。 また、カルシ郊外にはカルシ・ハナバード空軍基地が置かれ、2001年から2005年までアメリカ空軍も利用していた[1][2][3]。2005年5月にアンディジャンで起きた民主化要求をカリモフ政権が武力鎮圧したため、米国政府はこれを批判。これに反発したウズベキスタン政府が米軍の撤退を要求したため、現在同基地には外国の軍隊は駐留していない。 地方行政区画
主要都市
脚注
外部リンク
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