エルシー・ジェーン・ウィルソン
エルシー・ジェーン・ウィルソン(Elsie Jane Wilson, 1890年11月7日 - 1965年1月16日)は、ニュージーランド出身のアメリカ合衆国の女優、映画監督、脚本家である[1][2]。「ジューン」[3] は誤りである[1][2]。 人物・来歴1890年(明治23年)11月7日、ニュージーランドに生まれる[1][2]。満2歳のときに子役俳優として活動を始める[2]。 同じくニュージーランドやオーストラリアで俳優として活動をしていたルパート・ジュリアンと結婚、1913年(大正2年)にはアメリカ合衆国にともに移民し、ユニヴァーサル・フィルム・マニュファクチュアリング・カンパニー(現在のユニバーサル・ピクチャーズ)にともに俳優として入社した[2]。記録上最初の映画出演は、1914年(大正3年)、ユニヴァーサル傘下となったヴィクター・フィルム・カンパニー(ヴィクター・スタジオ)が製作、ハリー・レヴィアーが監督、夫ルパート・ジュリアンとの主演作 The Imp Abroad である[1]。同年、ルパートが監督業も兼任し始め、同じくユニヴァーサル傘下のレックス・モーション・ピクチャー・カンパニーが製作、ルパートが監督・主演した The Midnight Visitor に出演、以降、多く夫の監督した主演作で相手役を務める[1]。 1916年(大正5年)、ユニヴァーサル傘下に設立された製作会社・ブルーバード映画の製作する映画をルパートが監督し始め、それに出演するとともに、同年の The Human Cactus では脚本も執筆している[1]。1917年(大正6年)、ハリー・ハーヴェイとヘンリー・マックレイが共同監督した『幽霊船』を最後に女優業を休業し、ユニヴァーサル傘下の製作会社バタフライ・ピクチャーズ製作、ゾーイ・レイ主演の The Little Pirate で監督業に進出、同年ブルーバード映画が製作した『クリスマスの前夜』等、日本でも公開された[4]。1919年(大正8年)の『拵へる女』を最後に監督業を撤退、翌1920年(大正9年)、エディ・ライオンス、リー・モーランの共同監督・主演作 Officer, Call a Cop を最後に女優業を引退した[1]。 1943年(昭和18年)12月27日、夫ルパートと死別する[5]。 1965年(昭和40年)1月16日、カリフォルニア州ロサンゼルスに死去した[1][2]。満74歳没。同州グレンデールのフォレスト・ローン・メモリアル・パークに夫ルパートとともに眠る[6]。 フィルモグラフィ特筆以外は出演である[1]。
関連事項註
外部リンク
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