アッパー・ウエスト州
アッパー・ウエスト州(Upper West Region)は、ガーナの州。州都はワ。 概要人口682575人(2010年)[1]。ガーナで最も人口の少ない州である。国土の北西端に位置し、北をブルキナファソと接している。州都はワ。住民はダガリ人、シサラ人、ワラ人が多い。ダガリ人は西部、シサラ人は東部、ワラ人は州都ワとその近辺の少数の村々に住む。ダガリ人、シサラ人はキリスト教徒とアニミストが多く、ワラ人はイスラム教徒が多い。ワラ語とダガリ語は差異が少なく、相互の意思疎通は容易である。州都ワの南にはWechiauカバ保護区がある。 この地方の主産業は農業であり、トウモロコシ、雑穀、落花生、シアバター、米などを栽培している。また、羊、ヤギ、鶏、豚、ホロホロチョウなどを肉と卵のために飼育している。10月から5月にかけては乾季であり、農業はできない。乾季が長すぎるため、多くの人々が乾季の間季節労働者として湿潤な南部へと向かう。 この地域の特徴的な文化として、ピトーと呼ばれる雑穀から醸造する甘くて軽めの酒がある。ピトーは露店などでひょうたんに入れて供される。 郡アッパー・ウエスト州は、Jirapa/Lambussie、ラウラ、Nadowli、シサラ東、シサラ西、ワ東、ワ市、ワ西の8地区に分かれている。 脚注
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