でんでん太鼓でんでん太鼓(でんでんだいこ)は、日本の民芸玩具。棒状の持ち手がついた小さな太鼓の両側に紐があり、その先には玉が結びつけてある。持ち手を高速で往復回転させることにより、玉が太鼓の膜に当たり、音を立てる。雅楽で用いられる「振鼓」(ふりつづみ)をモデルとしている。 太鼓と名がつくものの、楽器として用いられることはほとんどなく、小さな子供をあやす“がらがら”と同じように用いられるのが一般的である。 世界のでんでん太鼓紐に付いた玉で鳴らす、でんでん太鼓と同様の原理の楽器は世界各地に見られる。中国では古く「鼗」(とう、「鞀」とも書く)という鼓が存在した[1]。近代では「波浪鼓」と呼んで、物売りが使用したり、子供のおもちゃとして使われた。 インドではシヴァ神が持つダマル(チベット語: ཌ་མ་རུ།)(ダムルとも)という鼓にひもをつけて鳴らすことがある。宗教的な目的でチベットでも用いられる。
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