さくらFM
さくらFM株式会社(さくらエフエム)は、兵庫県西宮市の一部地域を放送区域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。 さくらFMの愛称でコミュニティ放送を行っている。 概要兵庫県西宮市と芦屋市を放送対象地域とするコミュニティFM局。開局は1998年3月26日で全国89番目。開局当時の免許人の名称は西宮コミュニティ放送株式会社(にしのみやコミュニティほうそう)であった。なお阪神・淡路大震災をきっかけにミニFM「FMラルース」が開局しており、これが当コミュニティ放送局の事実上の前身となった。
カバレッジエリアは、西宮市・芦屋市を中心に約36万世帯・人口85万人[1]。ベイ・コミュニケーションズ(西宮市)でも再送信している。JCBAインターネットサイマルラジオによるインターネット配信を行っている。 西宮市役所内には緊急放送設備があり、 災害時には通常の放送を中断して緊急放送を行う。 ベリカードを発行している。 沿革
番組編成音楽、市内情報、交通情報などを原則24時間放送している。
主な番組太字は生放送。
過去の番組
緊急告知ラジオ2014年(平成26年)1月より緊急告知ラジオ(緊急告知FMラジオ)の販売を開始した[6]。これにあわせて、西宮市は補助金を交付している[7]。当初の機種はさくらFMを含むFM放送が6局受信できたが、2016年(平成28年)4月からの機種はAM放送も6局受信できるようになった[8]。また、芦屋市とも協定を締結したことに伴い、5月から芦屋市用も販売を開始した。芦屋市でも一部世帯に補助金を交付している[9]。 2017~2018年度は2年間で計973台だったが、2019年6月から西宮市の補助制度が拡充されたこともあり、同年度は2895台と大きく増加。2020年度は1370台。2021年度は同市の防災マップに広告チラシを挟み込んだこともあり、同年7月末時点で3711台の販売となっている[10][11]。 緊急告知ラジオの販売がさくらFMの経営改善にも繋がっており、2002年度は累積赤字が債務超過寸前となる約8900万円にも上っていたが、西宮市による資金の融資や合理化などに加え、緊急告知ラジオの販売益により、2020年度に累積赤字が解消された[10][11]。 脚注
関連項目外部リンク
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